あたしが名前を聞こうとすると、羽柴は素早くあたしから離れた。
エスパー?
「じゃ、またね!」
スキップで鼻歌なんて歌いながら、変人オーラ丸出しで去っていく。
……学校内で変人として有名だとあたしは思う。絶対、有名。断言する。
「霄、あいつ名前何?」
「知らねー。……噂では秀吉」
噂ってあてになんねーよな。でも、秀吉だったら面白い。
「または、羽が苗字で柴が名前」
「さすがに無いだろ」
「極めつけが……日本人じゃなくて、名前が無い国出身」
うわー……どんだけ想像が膨らむんだか。誰だよその説を言い始めたのは。
「ついでに、最初に言い始めたのは帝志」
「帝志こそそうだろ。つーか、地球外生命体」
霄は笑いだすと、あたしの肩を叩き出した。爆笑し過ぎ。痛いから!
「帝志に言ってやるか」
「止めろ。ウザイから」
絶対、ヒドッ!とか言って引っ付いて来る。つーか、会うだけでくっついてくるから邪魔なんだよな……。
「アレどうにかできないのか?」
「気に入られてる証拠だろ」
気に入られてるって……あたし、いらない。気に入られたくない。
「拒否したいんだけど」
「でも、帝志のおかげで男に慣れれるかもな」
無責任に笑いながら言う霄の頭を鞄で殴ると、歩くのを再開。
それもあるかもしれないけど、抱き着かれた時にもしバレたらヤバイじゃん。
まぁ、琉珂が標的になるよりはいいけどさ。
エスパー?
「じゃ、またね!」
スキップで鼻歌なんて歌いながら、変人オーラ丸出しで去っていく。
……学校内で変人として有名だとあたしは思う。絶対、有名。断言する。
「霄、あいつ名前何?」
「知らねー。……噂では秀吉」
噂ってあてになんねーよな。でも、秀吉だったら面白い。
「または、羽が苗字で柴が名前」
「さすがに無いだろ」
「極めつけが……日本人じゃなくて、名前が無い国出身」
うわー……どんだけ想像が膨らむんだか。誰だよその説を言い始めたのは。
「ついでに、最初に言い始めたのは帝志」
「帝志こそそうだろ。つーか、地球外生命体」
霄は笑いだすと、あたしの肩を叩き出した。爆笑し過ぎ。痛いから!
「帝志に言ってやるか」
「止めろ。ウザイから」
絶対、ヒドッ!とか言って引っ付いて来る。つーか、会うだけでくっついてくるから邪魔なんだよな……。
「アレどうにかできないのか?」
「気に入られてる証拠だろ」
気に入られてるって……あたし、いらない。気に入られたくない。
「拒否したいんだけど」
「でも、帝志のおかげで男に慣れれるかもな」
無責任に笑いながら言う霄の頭を鞄で殴ると、歩くのを再開。
それもあるかもしれないけど、抱き着かれた時にもしバレたらヤバイじゃん。
まぁ、琉珂が標的になるよりはいいけどさ。


