私はその場に座り込んでしまった


さっきまでいた翔太の温もりは無い…

私は本当に大切な人を失ってしまったんだと実感した


一緒にいる時間があまりにも長くて

私はこの感情に気付く事ができなかった



"翔太が好き"








だからあの約束も…









玩具の指輪も…









忘れることができなかったんだ






さようなら…
私の恋人…



結局私は直とは付き合わなかった
自分の気持に気付いた以上私はウソはつきたくない

それから先のクリスマスも…お正月も
居て当然のアナタがいない


こんなに長い冬休みは初めてだよ


冬休み最後の日

私は公園にいた

あの時の公園…

今日はあの約束からちょうど10年目