ちなみにわたしたちは高校3年生。 もう、大学とか決めないといけない。 「百合ちゃんは何校にした?」 彼女はそっと微笑んだ。 「私は、N大学だよ~」 「頭いいね~」 そこは県有数の進学校だった。 「透ちゃんは?」 あんまり聞いてほしくないと思った。 「私は専門学校かな?」 「確か、将来の夢決まっているもんね~。いいね、私はまだだもの」