「そう・・・ ところで、何か忘れてない?」

レンはそういって、ココの部屋のソファに腰を下ろした

「何か? 何か忘れ物でもしたっけ?」

全く身に覚えのないココ

「すっげ~ 待ってたんだけど?」

とレン

「あ!! ヤバッ!」

今日はキャサリンの所に行く日だった

思い出したココは恐る恐るレンに視線を向けた

「やっと、思い出したみたいだな? 明日に変更しといたからな! 絶対忘れんなよ!」

レンはそういい残し、ココの部屋を後にした

キャサリンのゴットハンドは私も大好き

学校じゃこんな格好しているけど、それが好きなわけじゃない

その方が都合がいいだけ・・・

だから、キャサリンのゴットハンドにかかった後のすべすべ&ツルツルのお肌は一度体験したらやめられない

そりゃあまだ17の私のお肌は、水を弾くほどなんだけど、ママが「若いうちからのお手入れは大事、肌を甘やかすのはよくないけど、基礎を怠ると10年後に泣きを見る」って言うのよね

今日は、堀くんと帰ってきたから、ちょっと浮かれていたのかもしれない

外見じゃなくて、内面を見て、声をかけてくれる堀君と話すのが嬉しかったんだよね