ココの視線の先にはさっきジョーとケーゴとダンス対決をしていた数人の男子生徒
そして、その中心で踊っているのはふたりが尊敬しているダンサー“J”(ジェイ)だったのだ

「彼、すっごく綺麗よね・・」

ココがつぶやくように言うと、その言葉にブライアンも振り返りJを視界にいれた

しばらく4人は食い入るようにJとその仲間達の演技に見入ってしまった

そして、演技が終わるとカフェ中が立ち上がり、拍手が鳴り響いた

ケーゴに関しては、椅子の上に立ちあがり大騒ぎしている

その様子が目に入ったのか、しばらくして落ち着いたカフェで興奮冷めやらぬココ達のテーブルにJが歩いてきたのだった