「・・写真は合成じゃないし、ここでご飯を食べたのも本当」

ココは記事を読もうとはせず、そのまま机にポンッとほおり投げた

ココのその言葉にケーゴは脱力気味にソファに体を預けた

「お前、男つくりに来たわけじゃねぇだろ? 何やってんだよ?」

ジョーはココの前のテーブルに腰掛、じっとココを見る

「何その言い方・・ まるで私が毎日遊んでいるとでも言いたいの?」

ジョーの言葉にカチンときたココはじょーを睨みつける

「そこまで言ってねぇし・・」

ココの言葉にジョーは言葉が詰まる

「ねぇ、学校の成績はそっちに郵送されてるんでしょ? それはパパとママの言葉なの?」

ココの言葉にジョーは何も言えなくなる

実際、この記事を見た両親は怒るようなことは何も言ってなかったのだ

それにココの毎日の努力は着実に実を結び、留学生にしては異例の好成績を修めていたのだ

毎日、カフェでバイトをし、遅くまで勉強をしているココの様子はジョナサンによって姫花に連絡がいっていたし、日本では自分を出せないでいた娘が、変わっていっていることに安心もしていたのだ

「ねぇ、もしかしてコレを聞きたくてここまで来ちゃったわけ?」

腕を組んで呆れた様子のココ

そんなココの隣で、ココの初彼が事実であったことがよほどショックだったケーゴは魂が浮遊している状態だし、図星をつかれたジョーはキョロキョロと視線を泳がせていた

そんな二人の様子に

「はぁ・・ ブライアンに会えばどんな人かわかるから・・ 二人とも会ってみる?」

ココの言葉に

無反応のケーゴと頷くジョー

「じゃあ明日一緒に学校行くって事で・・」

「え? 学校行けんの?」

とやっと魂が戻ってきた様子のケーゴ