*千夏*



雫君達と別れて梨沙と教室に戻る。



「南君って子、千夏のタイプじゃない?」



梨沙がニヤニヤしながら聞いてきた。



『ん?…うん……。』


「え、何?もしかして雫~?雫も可愛いもんね~、いいやつだよ。」



自分のことのように自慢げに言う梨沙。



『幼なじみ、だったっけ?』


「そう!…てか、千夏がこんなに興味持つとか珍しい~。気に入ったの?」


『べ、別に…!』


「ふふっ、千夏可愛い~♪雫のことで聞きたいことあったら何でも聞いてね~♪」


『うん…。』