「どうする?」 『ほしいです!』 俺がそう言うと、ニコッと笑って、はい。と言って渡してきた。 早速、ピアスをつける俺。 『出来た♪』 千夏先輩から貰ったピアスと、もう片方は前から付けてたピアス。 『どうですか?』 「うん。……かっこいいんじゃない…?」 最後の“かっこいいんじゃない?”のところだけ、ボソッと言う先輩。 『先輩は可愛いですよ!』 「可愛くない…!」 すっごい嬉しくなって、自分の顔が自然に笑顔になっていくのが分かった。