今日は卒業式、学校に特にいい思い出は無いけど、高校生時代にとっても良い思い出が出来た。










あの日、総君に会った日。




総君がまだ寝てる間に私は手紙を置いて部屋から出て玄関へと向かう。












途中、華絵さんが向かいから歩いてきた。





「ごめんなさい。ありがとうございます。」


そぅ言われた。





「家を探してくれたみたいで…ありがとうございました。」






「いいの」







沖田家を出た。











自分で決めた事なのに涙が止まらない。
最後の総君の顔が忘れられない。
私は私を愛してくれた人を傷付けてしまった。















式中に立って要られない程泣いた。