この前、総君のお母さんが来た。





その前から自分の体調が可笑しかった。





「貴女が西川ハナさん?」

「えっあっハイ?えっと?どちら様ですか?」


「私、沖田華絵と言いますの。総司の母です。」


「お母さん!?いっいつもお世話になってます」


「こちらこそ」


「それで?今日は?」


「夕方、お時間あるかしら?」

明らかに認めてくれてない感じだ。









指定された場所に言った。

「いらっしゃいませ。お待ちでいらっしゃいます。」

席に通された。


「お時間は取らせません。単刀直入に言わせて頂きます。家の総司と別れて頂きたいの」


ヤッパリだ。


「前、総司から貴女の事を聞かされてビックリしたは。ありがとうあの子を変えてくれて。」


母親の顔だ。


「でも、これから先貴女との交際を認める訳にはいかないの。直ぐに解ってとは言わないは…」


話の途中で


「ご……ごめんなさい。チョット……。」

トイレに駆け込んだ。









「どうなさったの?」









「チョット体調が悪いだけです」