桜の咲く頃



保志が家に来た。



「オィッ、いつまでも寝てる?」


又、女を連れ込んで。

女はイソイソ着替えて出ていった。


「保志君。おはよう。今日は?」

「四葉の誕生日パーティーと言っといた筈だが?」


「あぁ〜忘れてた。」


「早く着替えろ。」


「はいよ。」

ノソノソとベッドから出る

「下を履いて寝ろよ。」


「SEXするのに必要ないよ。」


「いつまでも引き釣り過ぎじゃないか?」


「……。」



俺にはフィアンセが居た。お互いに好き合ってて幸せだった。毎日会って愛を確かめてる内にアイツは俺に満足をしなくなって浮気をするようになった。最終的に子供を身籠り俺の子と言い出した。明らかに違う。アイツはおかしくなり精神病院に入った。
婚約は勿論解消。俺は毎日病院に行った。

ある日、部屋から楽しそうな声が聞こえ入ったら、目の前にはアイツと数人の男がヤってる所だった。そこに来たアイツの両親は立ち尽くした。



俺は、それから恋愛をしなくなった。

トラウマだな。