「なーなちゃんっ!」 次の日。 職員玄関の柱の陰から姿を現したのは真だ。 「おはよ。 なんか元気だね」 そう声をかけるとニヤニヤと笑う真。 「週末、お泊まりだったんでしょ~?」 ああ…そういうことね。 「その話、放課後にしよ? 今はちょっと言えないや」 真は何かを感じ取ったのか何も言わなかった。 さすが真だ。 こういうことに関して無駄に敏感で。 何も言わずに感じ取ってくれるから助かるんだ。