「なーなちゃんっ!」
後ろから腕を掴まれた。
この声…
「どうしたの?真」
振り向くと案の定、真がいて。
いつもより笑顔が輝いて見えるのは気のせいだろうか。
「いや、一言言いに来たんだ。」
真はそう言って私の正面に回った。
「おめでとう。そして良かったね」
何を言っているのかすぐに分かった。
「ありがとう。
真も、良かったね」
そういうと真の目が見開かれた。
「なんで?!なんで奈々ちゃんが知ってんの?!」
あ、そっか。
真は知らないんだ。
昨日、真が告白されてるときに廊下にいた、ってこと。
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