手すりによっかかって、空を見ている。 ・・・モテる男の背中ってやつ? そういう格好に、少し胸が鳴る。 あたしの足音には気付かないらしい。 思い切って、 声をかける。 「・・・笠原くん?」 そして、 ゆっくり振り返る。 「あ、お前か。」 少し、微笑んで。 「どうした? 本命に・・・、チョコ渡したのか?」 わかんないの? ・・・この、雰囲気で。 「あの、ね。」