▽▲▽山田▲▽▲
あと少しで俺と根本決着がつく。
隣では山村と高木がニヤニヤしながらおれらを見ている。
この勝負負けるわけにはいかねぇ。
俺はたかがトランプの遊びで普段はここまで熱くならない。
でも、今日は別だ。
なぜなら、この勝負負けたらバツゲームがあるからだ。
こいつらのバツゲームは、 コーラいっき飲みとかそんな可愛いものじゃない。
前こいつらと、たしか人生ゲームをやったときだ。
そのときは、俺がビリで
半袖半ズボンで町内一週をさせられた。
しかも、季節は冬。
次の日風邪を引いたのは
いうまでもない。
「ふー…‥」
俺は力を抜いた。
ババ抜きの半分は運だ。
負けた時は…‥
その時考えよう。
俺は覚悟を決めてカードを抜いた……!!
……はずだったが、なぜかカードが抜けない。
根本の方を見ると俺がとろうとしたカードを必死に握っている。
