「あっ、魚が逆立ちしてる!」


「えーっ!どこどこ!?」


「ははは。今のはほんとじゃないよ」


「なーんだ」


あたしたちは笑った。


ついつい敬語で話すのを忘れていたのを思い出して、慌てていつもの自分に戻る。


そんな知り合いのような、ちょっと友達のような関係がつづいていった。