胸の中で、火が灯る。 安藤は小さく首を振り、口を開いた。 やはりそれは、苦しげな表情で。 「……私は、自分が嫌いだ、七澤。頭が悪い自分も、女である自分も。…誰かに甘えてしまう自分も」 そうして、搾り出すように言葉を続けて。 「それでも守りたいとおもったものくらい、女であろうと…自分で守りたいんだ」