そう言って席を立ったとき一部の人に睨まれた。 あたしは少しビクッと体がなった。 それに気づいた廉が私の腕を掴んだ。 「美優。大丈夫?」 「…うん…。大丈夫。」 「早く帰ろ。」 そう言って私の腕を掴んだまま歩いて行った。 しばらく歩いて学校の校舎を出た。