『まぁまぁ、いいじゃん、服くらいさ。』 お父さんは笑顔で頷いた。 「だめっ!! そう言ってお父さん、これで何回目だと思ってるの!?」 お母さんがムキになって、子供のように言った。 お父さんは、そんなお母さんをみて、また、微笑んだ。 お父さんにも、お母さんにも、私はこんな顔をさせる事は出来なかった。