梅雨の明けた
夕方の放課後



あたしは
いつものように
ロッカーの上に座って
窓の外を眺めていた。




「やぁ久しぶり」

「久しぶり」




変な挨拶。
だってさ、
毎日教室で顔を会わしているのに