「アメリカにいい先生がいるの!その先生のいるところにしなさいよ!」 「・・・」 「美愛?」 「嫌だ」 「どうして?」 「あたしは・・・あたしは・・・」 気付いたら泣いていた。 「おば様、美愛も疲れていますし、まだ受験のことは心配しなくても大丈夫です。焦らないで下さい。 美愛には僕からも話しておきますので・・・今日はこれで失礼します。」 あたしは誠に肩をもたれ部屋を出て、さっきまでいた部屋に戻った。 あたしは誠と離れたくなんかないよ。 アメリカになんか行きたくない。