だけどさぁ、こう生きてきたのよね。 25年間…。 ふぅ…とため息を吐いて回れ右をした瞬間… 「祐…太…」 顔面から汗が一気に吹き出る感じがして、多分、にっこり笑ったつもりが、引きつり笑い。 25歳にして、咄嗟に愛想笑いもできないなんて、アタシも落ちたモンね… 「…って、いつからそこに…?」 と、相変わらずの引きつり笑いで、後ろに立っていた祐太に聞いた。