心 ―ハジマリノウタ―





しばらくすると、ドアが開いた。


そこから入ってきたのは、

ロックだった。




「いい匂いがすると思ったら

リヴィアじゃないか!

昼間からステーキなんて

食べて平気なのかい?」




どこかからかう調子のロックに

リヴィアは、鼻を鳴らして答えた。




「あたしは同じくらい

運動してるからいいんだよ!

それより、ロック。

丁度アンタに用事があったんだよ」




リヴィアのその言葉をきく前に

既に私たちの向かい側の席に

ロックは腰を下ろしていた。




「なんだい?」




「ユアの服が欲しい。

何時までもこの物騒なドレス

着せてるわけには行かないからね。

それから、新しい情報だ」




声を低くしてリヴィアは囁くように言った。


ロックも微笑を消して、

真剣な表情だ。


先ほどまでの、雰囲気は何処にもない。