心 ―ハジマリノウタ―




「あたし達は、そこに住む誰かが

そうなんじゃないかって

検討をつけてる。

小僧が狙っていた男もその一人だったんだけど、

どうやら違ってたみたいだ。

あたし達はハートを持つ者を倒さなければ

ドレイの侵食はとめられないと思ってる。

だけど、その一方で、奴らもあたし達を狙ってる。

外に出るときには気をつけなくちゃいけない。

許可なしでアンタは外に出ないこと」




私は頷いた。


今まで、外に出たことは無い。


主に連れられてここに来るまで、

あの短い時間が、唯一外に出た時間だ。


私には好奇心なんて存在しない。


行くなといわれれば、行かない。


行けと言われれば、行く。


ただ、従うだけ。


そう、主の御心のままに。


この場合、リヴィアは私の主に当たる?


私には分からなかったが、

恐らくそうなるのだろう。


ならば、私はリヴィアの、

命令に、御心に

従うだけ。