心 ―ハジマリノウタ―





「ま、その様子だと無いんだろうね。

ロックに言っておくわ。

ユア、こっちへ来な!」




そう言って、ベッドを指差す。


私は、いわれたとおりに

ベッドの方へ歩き出す。


ベッドの前に立たされて、

リヴィアは私をじっと観察した。


リヴィアの白い腕が私の腕をつかむ。




「フン、戦いの経験はなさそうだね。

仕方ない、あたしが仕込むか。

それにしても、物騒なドレスだね。

血がべっとりついてるじゃないか。

早いとこ服を調達してもらわないと」




ハアと息を吐くと、

リヴィアは私をベッドに座らせ、言った。




「ここのことは知ってるね」




私はロックとジグの話を思い出して、

答えた。




「ここは、ドレイの侵食を止める

能力者たちが集められた場所…」