心 ―ハジマリノウタ―





「リヴィア、頼むよ」




困ったように眉を下げて

ロックはリヴィアに頼んだ。


すると、リヴィアは、

舌打ちして踵を返した。




「チッ。

仕方ないね、ついてきな!」




どうやら私に向けられた言葉らしい。


私は既に扉に向かって

歩き出している彼女を追った。


リヴィアは金髪がなびくほど早く歩いた。


私は重いドレスの裾を持ち上げて、

何とか追いつこうと走る。


階段を2階上り、

廊下を奥まで止まらずに歩いた。


そして、奥の部屋まで来ると何か呟いて、

部屋に入った。




「何やってるんだい!

ドアを閉めて!」




リヴィアは奥の椅子に腰を下ろして、

足を組んだ。


私はドアを閉めると、

部屋を振り返った。