心 ―ハジマリノウタ―






「君は、恐らく

ドレイの正体を知らないんだ。

君の言うドレイは、

確かにただのロボット。

働くように作られたものだろう。

でも、僕らが戦っている

ドレイは人間を攻撃するんだ」




顔を歪めてロックは話す。


あのドレイは、私の知るドレイは

本当のドレイではない?


ならば、私たちが作っていたモノは…?




「そして、攻撃するだけじゃない。

あれは、病気のように人に感染し、

ドレイと化すこともできるし、

人に化けることもできる」




ドレイと化す。


人に化ける。


私には想像もできなければ、

何も感じることもできない。


ロックは未だ表情を歪めて続けた。




「ドレイは、身体中から武器を出し、

自分の血液を、あらゆる所に塗っている。

その血液こそが僕らに

害のあるものなんだ。

その血液が身体に入れば、

人間はドレイと化してしまう」