心 ―ハジマリノウタ―






これは…私なのだろうか?





『そのとおり…。

貴方はもう必要とされているの…。

さあ、そろそろ戻りなさい…。

直に戦闘が始まるでしょう…。

困ったことがあれば、

いつでもあの部屋へ着なさい…』




声は躊躇ったように一瞬間を空けた。


そして、続ける。




『それから…。

私が貴方にしてあげられる全て――…』




声が初めて、己を一人称で呼ぶ。