心 ―ハジマリノウタ―



リヴィアが後ろから進み出てきた。


私の肩に暖かい手が触れた。


私もフェイクも、驚いて顔を上げた。




「アンタは、ユアを守りたいと思って

ここにきたんだろう?

だったら、最後までここにいて

ユアを守りな。

その代わり…仕事は少なくなるけど!」




リヴィアがウィンクする。


ポカンとするフェイクに、

今度はリオが声をかける。





「敵だったし、メイに酷い事もした。

でも、ユアのおかげで変わったんだろ?

だったら、ここにいて一緒に戦おう!」




リオの言葉に、メイも懸命に頷く。


フェイクはそれこそ驚いたように

目を見開いた。



「あんたのこと、気に入らないけど、

ここにいなさいよ。

ユアがああ言ってるんだから!」



リブもそっぽを向いて、それだけ言った。


フェイクは、もう驚いてはいない。


下を見つめて、じっと考え込んでいた。




「フェイク、来いよ!」




レイが、にっこり笑って言った。


フェイクはその笑顔を見て、頷いた。




「ああ、俺もここに居たい…」