心 ―ハジマリノウタ―




冷静に考えてみると、

確かに彼女と私は良く似ている。


長い真っ直ぐな黒髪も、

黒い瞳も、よくみれば鼻の形も。


しかし、突き当たるのは、

彼女はハートを持つ者だ、ということだ。


理解しきれていない私に気付いたカトレアは、

優しく微笑んで、

そっと、私の頬に触れた。




「ごめんなさいね、ユア。

私ったら、つい嬉しくて…。

説明させてくれるかしら?

さ、座って」




私の肩を抱いて、ソファへ移動すると、

やはり、優しく微笑みながら、

カトレアは私を見つめた。




「ああ、何から話せばいいかしら…!

まずは、私が何故、

貴方を知っているのか、説明するわね」





彼女はそっと、口を開いた。