心 ―ハジマリノウタ―




けれど、見ているうちに、

ユアが変わっていくのが分かった。


人と触れ合うようになり、

心を取り戻したという戦闘の後も

その変化は止まることなく、

表情にまで感情が表れるようになった。


あれが演技とは思えなかった。


だからかもしれない。


前からの任務の延長で、

私が彼らの任務に同行することになった時、

少し心が浮き立ったのは。


真実を見極められる、

そう思ったことは確かだった。


リヴィアが前から他人に厳しいことも、

レイが、私にも

話しかけてくれたことがあるくらいの

お人好しだという事も

全て分かっていた。


ただ、ユア。


アナタのことは分からなかった。


客観的に見れば、

ユアは普通だった。


けれど、噂がたってしまう。


その不自然なズレを、

何時の間にか、

自ら突き止めてたい、と思うようになった。


だからこそ、あの時、

いつもならば絶対に口にしないような言葉を付け加えたのだ。


『行動で示して』