心 ―ハジマリノウタ―




戦う覚悟はあるのか。



その質問は私を揺さ振った。



命を懸けて戦う理由は?


戦いの末、何を望むのか?


誰のために、何のために?


何一つ答えられる物はない。


覚悟も何も、ない。


能力を授かっても、

戦えない能力者は足を引っ張るだけだ。


だから、私は自分を守った。


大切なモノは要らない。


私に残されたのは、

この片耳のピアスと、

この身体だけだから。


それだけのために戦おう。



それなのに、アナタは。


ユアは。