後片付けが終わって、
リヴィアが4人に声をかけた。
視線が集まったことを確認すると、
彼女は話し出した。
しかし、最近取り戻したはずの、
張りのある声ではなく、
何処か悲しげな、気の抜けたような声。
それは仕方の無いことだ。
ずっと避け続けてきた、
師弟関係を築いたユアが
いなくなってしまったのだから。
俺も、リブもリオもメイも、
表情は暗い。
俺たちは、こんなにもユアを思っている。
それなのに、ユアは姿を消した。
彼女は確かに俺たちを救ってくれた。
でも、肝心なことを分かってない。
全員が揃わないと、
無事でも意味が無いって事。
「あたしたちは、南西アジトへ向かう。
ダイガが分かってくれるかどうか、
確実な保証は無いが、
かけてみる価値はあるはずだ。
ジグもきっとそれをよんでるけど、
あたしたちは真実を話し続けよう」
リヴィアがそういい、俺たちは頷く。
真実を話し続ける。
ダイガさんはきっと分かってくれる。
俺たちは、必ずユアを救う。
そう信じている。
「今日の最終列車に乗って出発だ!
もしかしたら大量の奴らと
戦う可能性もある。
それを考えて、できるだけ
少量に荷物をつめること!
22時に玄関集合。
以上、解散!」
リヴィアは俺たちにそう告げると、
自分もトランクを取り出して、
荷造りを始めた。
今は昼間とはいえ、時間はない。
俺たちは、リヴィアの部屋を後にし、
それぞれの部屋へ戻っていった。

