心 ―ハジマリノウタ―




当惑する質問ばかりだ。


リオと私の関係もアジトとの繋がりも断った。


私にはもう何の繋がりもない。


仕方の無いこと。


当たり前のこと。


何故なら私が捨てたから。


それでも、まるで

胸を刺すような痛みを感じる。


チクリと針でも刺さったかのようだ。


顔を痛みに顰めて、私は首を振った。




「私はもう、彼とは何の関係もありません。

此処に着た時点で、

私は彼らと、敵対したも同然…

ですから、私たちの間に繋がりも関係も

何も、存在しません」




私の返答に、ワーズが怪訝そうな顔で

何かを尋ねようとした。


が、ローラが手で制した。


そして、優しく私に微笑んだ。




「そう、

それなら、これからよろしくね」




何故だろうか。


その時の彼女の口調が、

表情が、

微笑が

優しかったのは。


フェイクが、

強く私の手を握り締めたのは。


私には、分からなかった。