心 ―ハジマリノウタ―




その時、再びパチン、と

指を鳴らす音が響いた。


すると、一回り大きい檻が更に出現し、

リオとレイは囚われてしまった。




「フェイク!

止めてください、

何故、こんなこと…」




私は指示したであろう彼を

振り向いていった。


しかし、彼は首を振った。




「俺じゃないよ。

指示したのは、メイだ」




リヴィアとリブは唖然とした表情で

メイを見つめた。


メイはその視線を避けるように、

フェイクの腕にすがりついた。




「フェイクぅ。

能力者たちがどんどん上がってきてるよぉ?

何にもしなくていいのぉ?」




フェイクは彼女を見やると

ただ頷いた。


メイは、それでも嬉しいというように

微笑んだ。


リオに懐いていたメイが、何故…?