「あ…これは失礼。
ダイガだ。
リヴィア、ネヴァから聞いているよ。
いつも、任務ご苦労」
いつも、任務ご苦労。
何の変哲も無い労いだが、
私には、ジグの監視のことのように
思えてならない。
ネヴァという名を出したことと、
一瞬戻った真剣な表情が
それを現しているようだった。
リヴィアはまだぼーっとした様子の
ダイガにうんざりしたように
一礼すると、
早足に歩き始めた。
私たちもそれに倣い、
一礼してリヴィアの後を追う。
「リヴィア!
どうすんだよ、これから」
レイがリヴィアの背中に向かって
叫ぶように尋ねた。
リヴィアは立ち止まって
振り返る。
「決まってるだろ、
中央アジトへ帰るんだよ」
「アジト?
でも、リオは…」
レイが言い返すと、
リヴィアは首を横に振った。
「いいや、ジグは恐らく
ドレイ工場に攻め込むだろう。
行くなら、あたしらだけで忍び込むより、
正面から攻めたほうが入り込む隙はある。
それに…」
リヴィアは私をみた。
視線を絡まり、
リヴィアはニヤッと笑って言った。
「こっちにはユアがいるんだよ」

