心 ―ハジマリノウタ―





「それじゃあ、始めようか。

このアジトでできることは限られてる。

リブは、ここでリオと接触した奴を

探して話を聴いてほしい。

あたしは、リオの部屋を調べにいく。

レイ、ダイガと面識があるんだろ?

ユアと一緒に彼を訪ねてくれ」




いいね?というリヴィアに

全員が頷き返すと、

次みた時、リヴィアの姿も

リブの姿も人ごみに見えなくなっていた。


何か、掴めるだろうか。


リオとメイは、無事なんだろうか?


フェイクの言葉が本当ならば、

リオは今、この瞬間も

危険に晒されていることになる…。




「ユア?

もしかして、リヴィアと一緒が良かった?

初任務だもんな?」



「ち、違います!

少し、考え事をしていただけで…。

レイ、行きましょう!」



謝ろうとするレイを止めて、

歩き出す。


早くダイガさんを訪ねて、

大切な人を守れる力を。


そして、リオを救うために、

情報を。


私たちは、早足で

人ごみに紛れていった。