心 ―ハジマリノウタ―





「私にも、弟子ができたんです。

ジグかロックに聞かなかったんですか?

ユア、こっちにおいで」




私は2人の間に入っていいのか

と迷いながらも歩みでた。


美しい人だった。


リヴィアと体型は似ていたが、

その人の髪は薄い茶色で、

それをボブカットにしているのが

よく似合っている。


リヴィアに負けず劣らず

他人を圧倒するような美しい顔立ち。


この人が、リヴィアの師匠…。




「へえ、また偉くかわいいじゃないのよ~。

ユアって言うの?

私はリヴィアの師匠で、ネヴァ。

よろしくね!


おやまぁ、ラインの弟子のレイナードも

キースの弟子のリブラーも

揃いも揃って、どんな任務なんだか!」




レイのことも、リブのことも

それぞれの師匠のことも知っているらしい。


レイもリブも高い天井を見上げているが、

気にもせずケラケラ笑うネヴァ。


どうやらいい人そうだ。


でも、気が付いた。


お酒臭いのだ。


リヴィアも気付いて、呆れた表情をした。




「全くまたお酒、飲んでるんですね?

あたしたちは任務があるので失礼します。

ちゃんと部屋に帰ってくださいよ!」