「あたしは、あの戦闘も

ユアをハートを持つ者が訪ねて来たのも

全部仕組まれたことだと思ってる。

ジグによってね」




確かに私を仲間にすることに

ジグは反対していた。


けれど、私が能力者だと知った時、

彼の反応はどうだっただろう?


親切にここについて、

クリスタルについて、

説明してくれたのでは無かっただろうか?


あのジグは、

偽りだったのだろうか?



「リヴィアの話を聞けば聞くほど

ジグ爺さんは黒だな」



「ああ、そういうことになるね。

レイ、ジグはユアをどうにかして

此処から追い出したいらしい。

ユアを絶対に独りにしちゃいけない。

あたしも注意するけど、

レイもよろしく頼んだよ」