心 ―ハジマリノウタ―





「そんな…」




レイが驚愕、といった表情で

呟いた。


私も同じような気分だった。


リーダーのような存在であるジグが、

何故…?



「だからあたしは、

ユアと2人で話がしたかったんだよ。

此処にいる連中は皆、

ジグの言葉に左右されるからね。

でも、アンタはユアを絶対に信じると言った。

だから、一緒に来てもらったんだ」




リヴィアは厳しい表情で

レイに頷いた。


確かに、

あの状況で私を信じるといってくれるのは、

このアジトに居る人の中で、

リヴィアを除いて、

レイしか居なかっただろう。


逆に言えば、レイでさえ信じられないのなら、

誰も私を信じていない、ということだ。




「でも、リヴィア…

それだけでジグが敵だとは

考え難いんじゃないかな」




レイがおずおずと言った様子で

リヴィアに意見した。


予想に反して、リヴィアは頷いた。