心 ―ハジマリノウタ―





「ジグがアンタを疑うように

皆に話をした。

でも、あの時ジグが話した内容を覚えてるね?

議会は、アンタの能力に希望を抱いている。

おかしくないかい?」



「確かに…。

普通なら、救世主だ!とか

いい意味で捉えられるよな。

でも、あの時のジグは

そんな風じゃなかった」




レイの言葉にリヴィアは頷いた。


彼女は一体、

何が言いたいのだろう?




「そう、その態度は

戦うことができない、と不満そうにも見える。


でも、それが

ジグにとって良い事ではなかった、

と考えることもできないかい?


あたしの言いたいこと、もう分かっただろう?」




リヴィアはキラリと

隻眼を光らせて、

核心をついに口にした。




「ユアのあの時未だ隠されていた能力が

邪魔だと思う奴ら…

それは、一つしかない。


ジグは、ドレイの仲間だ」