心 ―ハジマリノウタ―




ジグが、

私を嵌めた?



「ユア、覚えが無い?」




そういわれて、

ある言葉を思い出す。



“ったく、じいさんも

あんな言い方しなくてもいいのにな。

まるで、ユアのせいみたいになってるじゃないか”



“気にしないほうがいいと思います。

ここの人たちはジグの言葉に

左右されやすいですから…”



レイとリオの言葉。


あの戦闘前のジグの話は、

私を陥れるためのものだった、

ということだろうか?



「でも、何故…」




私は気がつかないうちに、

彼に恨まれるようなことを

していたのだろうか?


リヴィアがそんな考えを見透かすように

首を横に振った。




「ユア、違うよ。

アンタが何かをした、とか

そういうことじゃない」