心 ―ハジマリノウタ―





「アンタにも、

他の誰にも聞かれたくない話だからだよ!」




ピシャリと言い放つと、

そのままリヴィアは階段をあがり始めた。


私も覚悟を決めて、

踏み出す。




「ユア、俺はユアを信じるよ。

ユアはユアだし、

俺は人のために一生懸命になるユアを知ってるし、

誰かのために涙を流せるユアを知ってる。

だから、絶対に疑ったりしない!

俺は、ユアの味方だからな」




立ち去ろうとする私の背中に

レイの言葉が届く。


振り返ると、

レイが私を安心させるように

微笑んでいた。




「レイ、やっぱアンタもついて来な」




リヴィアが私たちを振り返りながら、

私が返事をするより早く

そう言って、

再び踵を返した。