心 ―ハジマリノウタ―




頷き、返事を返す。


しかし、声が震えなかったという自信が無かった。


指先が妙に冷たかった。


私はギュッと目を瞑って、

リヴィアに続こうとした。




「何で?

此処で話せばいいじゃん」




レイの声が聞こえた。


目を開けて、レイを見ると、

レイは私に一瞬笑ってから、

リヴィアを見た。


その視線は心なしか厳しい。




「此処では話せないから

部屋に行くんだろ。

これは師弟の間の問題だよ。

アンタには関係ない話だ」




リヴィアも冷たく突き放したような言い方をして

レイを牽制する。


リヴィアは一刻も早く部屋に戻りたいようだった。


私は、そのことが

とても悲しかった。


それでもレイは食い下がった。




「だから、どうして

此処じゃダメなのかって

聞いてんの」