心 ―ハジマリノウタ―





「ユア!

アンタ、もう大丈夫なの?」




近寄ってくる私の姿に気がつくと、

リヴィアは私に走りよって、

身体を支えてくれた。


私は、ジグを見つめて言った。




「お願いです。

私に、もう一度彼らに会わせて下さい」



「ユア、アンタ何言ってんだい!?」



「私は、大丈夫です。

だから、私に彼らを助けさせてください!

お願いします!!」




私の様子を見て、

リヴィアは言葉を失ったようだった。


頭を下げた。


涙が溢れた。


彼らは、人間だから。


私は、救わなくてはならない。


そのために、私はこの歌を貰ったのだ。




「仕方があるまい。

ユア、歩けるな」




私は頷いた。


ジグは、頷き返すと、

そのまま部屋を出た。