心 ―ハジマリノウタ―





「そうか…アンタ、頭いいじゃない!

メイには、一緒に

休暇を過ごせる相手がいない。

いるとすれば、それは…」




私は頷いて、肯定を示す。


レイもパンと手を打って、

リヴィアの言葉の先を継ぐ。




「それは、リオしかいない!

でも、2人は一緒に行動していない。

リオは単独で特別任務に就いているから。

メイは、それじゃあ、

独りでアジトを出て行ったってことか!?」




「はい、思い出してください、レイさん。

私たちが、最後にメイさんを見たのは、

恐らく、あの時です。

戦闘の後、私の能力を説明した、あの時。

メイさんは泣いて

リオさんの元から去っていきました」




「ああ、確かに、

あたしの看病に来てくれた時も

リオは独りだった!

いつもは、くっつき虫みたいに

メイがいるのに!」




まるで、

パズルのピースが当てはまるように

分かっている事の断片が繋がった。


やはり、リオはメイを追って、

独りで探し回っているのだ!


私たちは事実を確かめるために、

メイの部屋へと向かった。