心 ―ハジマリノウタ―





「確か…同じ孤児院に入っていて

血は繋がってないけど

お互いが肉親みたいなもんだって

リオは言ってた」




レイがそう言うと、私を見つめて尋ねた。




「ユア、なんか分かったの?

メイが関係してるってこと?」




お互いが、肉親。


孤児院に入っていた。


それはつまり、メイには休暇をとっても

一緒に過ごす人間がリオしかいない、

と言うことになる。


メイも、リオもこのアジトには居ない。


けれど、一緒にいるわけではない。


そう、つまり…。




「リオさんは、メイさんを探している…?」




リヴィアの隻眼がキラリと光った。


レイが、私のほうへ身を乗り出して

話を催促する。




「ロックさんに、メイさんは何処にいるのか、

と尋ねたとき、ロックさんは、

メイさんは私情で休みをとっている、と。

そのときの彼の表情は、曇っていた…

つまり、嘘をついていた?」