心 ―ハジマリノウタ―




バタンと勢い良く閉まったドア。


思わず呆然としてしまうほどの剣幕に

私もレイもリヴィアでさえ

立ち尽くしてしまった。




「ジグもどうやら

口を割りそうにないね…」



未だ驚いた表情のままリヴィアが言った。


レイも私も頷いて、三人で部屋を後にした。


あの剣幕では、

恐らく粘っても無駄だということが分かったのだ。


取り付く島もなかった。




「ジグは…何であんなに怒ってたんだろう?」



「確かにねぇ。

じいさんがあんな風に怒るのは珍しい。

それだけ、リオのことは機密事項ってことか」




金髪を揺すりながら

リヴィアが苛立たしげに言った。


結局リオのことは、何も分からず仕舞い。


仕方なくリビングに戻って来たはいいが、

行方も、何も答えはでぬまま。