心 ―ハジマリノウタ―



部屋へ戻ると、

既にリヴィアは戻ってきていた。


しかし、何時にも増して

眉を寄せ、

不機嫌な様子だ。




「リヴィアさん、

何かあったのですか?」




私が尋ねると、

チッと舌打ちして、

イライラしているように

豊かな金髪をかきあげた。




「ロックだよ。

あたしにもリオの任務の内容を

言おうとしない。

言おうとしない理由さえ言わない。

ったく、一体どんな危ない任務に

つかせてるって言うんだ」



リヴィアは再び舌打ちすると、

私を見て言った。




「アンタの方は?

レイのところへ行ったんだろ?」




「はい。

レイさんは……

自分を責めていました。

リオさんには、もう一つのアジトで

会えたけれど、

様子が変だった、と」




様子が変…リヴィアは呟くと、

更に私に質問を重ねる。




「どういうこと?」



「すごく、疲れていて

痩せていたそうです…」