「知るか、そんなこと! なんなんだ、お前は」 男は不可解なものを見るように 私から遠ざかっていった。 それでも、私には関係ない。 私にとって、今一番大切なのは…。 リオは私を工場から連れ出してくれた。 そして、あの時も 私を助けてくれた。 私は周りの人に助けられてばかりだ。 だから、これからは私も 皆を助けたい。 救いたい。 どうしたら、リオを 救うことができるだろうか? 答えなど出るはずもなく、 私は暗い廊下を歩き出した。